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「STOP・ざ・破防法! 関西市民大集会」

エル大阪にて
96年8月25日
関西市民大集会実行委員会主催


●講演内容(講演順)


司会挨拶

開会宣言

江川紹子さん

ジャーナリスト
オウム真理教問題を取り上げ続ける。
菊池寛賞、日本ジャーナリスト会議特別賞授賞。

鈴木邦男さん
一水会
民族派右翼。右翼という概念にとらわれない活動、歯に衣きせぬ発言で、特に若い世代の絶大な支持を集める。

千代丸健二さん
人権110番主宰・ジャーナリスト
オウムに関しては、当局に「保護」された信者の子どもの奪回活動などを支援。

山中幸男さん
救援連絡センター事務局長
救援を求める容疑者や被告への接見など、国内外を問わず駆けまわる。今回は個人として参加。

堀和幸さん
弁護士
山科ハイツ居住信者追い出し訴訟・被告代理人。

荒木浩さん
オウム真理教広報副部長(当時)
テレビでお馴染み。
今回は一人の信者として、複雑な胸の内を語る。

武田健さん
「オウム真理教(当時)」出家信者
ハンドルネーム「光と空」の名でパソコン通信に参加する。
オウム信者の一般的な思考について語る。

神坂直樹さん
裁判官任官拒否訴訟原告
司法修習修了。裁判官を希望するが、市民運動への参加を理由に任官を拒否される。集会実行委員。

中島眞一郎さん
人権尊重を求める市民の会代表
熊本県波野村でのオウム信者住民票不受理問題を契機に、オウムを巡る人権問題を世に問い続ける。

木附千晶さん
フリーの人権派ジャーナリスト。

中田政義さん
弁護士
同じく山科ハイツ訴訟・被告代理人。



実行委員長中村英孝氏(人権擁護市民連合 議長)にインタビュー

Q この集会を催しての感想などを。

普通の市民も、信者も参加できたのがよかった、という声が参加者からも多かった。当時としては、精一杯の集会で、意義は大きかったと思う。

Q 97年、破防法の団体適用の請求が棄却になりました。その後、オウム騒動は沈静化に向かったかに見えましたが、99年にまたオウム騒動が大きくなり、その後特別立法が成立しました。

A 法律的には破防法以上にひどい。それだけではなく、破防法とくらべて憲法違反の疑いを巧妙にカモフラージュしている。信者、元信者に対する人権侵害を合法化してしまうことも気になる。

具体的には、団体規制にあたって団体の観察が第一ステップに来ており、わたしも観察そのものには反対ではない。一見ソフトに見える。しかし、この手続きが実行される以前に弁明の機会がない。また、禁止事項の中に布教の禁止、財産の新規所得の禁止などがあるが、これらは明らかに憲法違反だ。





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